News Release
2023年10月31日
「令和5年度福岡グリーンイノベーションチャレンジ」採択企業選出
日本乾溜工業株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:兼田智仁)は、脱炭素分野で社会貢献を実現するため、福岡大学 工学部 社会デザイン工学科 道路・土質研究室(所在:福岡県福岡市、教授:佐藤 研一)と株式会社アサヒテクノ(本社:岩手県北上市、代表取締役社長:高橋 茂吉)で産学連携共同研究を実施いたします。その取り組みが「令和5年度福岡グリーンイノベーションチャレンジ」に選出されました。
「福岡グリーンイノベーションチャレンジ」は、社会全体が脱炭素社会を目指す中で、脱炭素分野をビジネスチャンスと捉え、福岡市内企業の成長を後押しする施策として、中小企業等によるカーボンニュートラルに資する製品開発・サービス等を支援し、グリーンイノベーションを推進することを目的とし、実施されております。
リンク先:福岡市【採択企業決定】 令和5年度福岡グリーンイノベーションチャレンジ
■事業名
CVT乾燥機を用いた竹チップ乾燥手法と乾燥竹繊維の活用法の検討に関する研究
■事業の要約
株式会社アサヒテクノが開発したCVT乾燥機を用いて、日本乾溜工業株式会社が保有する竹短繊維 入り土系舗装材「かぐやロード」の生産性を向上させる目的以外にも、乾燥竹チップを活かした製品(乾燥竹チップ入り簡易非常用トイレ・竹チップの飼料から作られた非常食など)への利用の検討も行い、放置竹林の解決に向けてリサイクル材の有効活用を検討する。
■カーボンニュートラルへの貢献度
CVT乾燥機は石油燃料を熱源とする装置では引き抜きが困難な結合水を、真空とマイクロ波を使用す ることにより、被加熱物内部に進入し、水分を組織から除去することができるため、従来の乾燥手法から約8倍生産性が向上すると共に、約90%のCO2排出削減が可能になる。
自社メーカー製品「かぐやロード」でも原料として使用している竹を活用した、新たな製品開発等に取り組み、放置竹林問題やリサイクル材の有効活用法を検討することにより、安心・安全かつ環境にやさしい地域社会づくりに貢献し、お客様から最も信頼される地域 No.1企業を目指します。
以上